なぜ本番は無いの? 女風で挿入が禁止されている理由と、どの法律が決めているか
「女風に本番はありません」。調べると、この一行はすぐ出てきます。
ただ、なぜ無いのかは書かれていません。店が決めた方針なのか、それとも決まりごとなのか。
そこが分からないと、「店を変えれば違うのかな」という考えが残ることもあると思います。
決めているのは法律です。女風(女性用風俗)で挿入をともなう行為ができないのは、店の判断ではありません。そして、決められているのはそれだけです。どの法律が何を書いているのかを順に見ていきます。
女風で禁じられているのは、挿入をともなう行為
先に答えを書きます。禁じられているのは挿入をともなう行為で、業界で「本番」と呼ばれているものがこれにあたります。
この語は、書き手によって指す内容が変わるものではありません。性交そのものを指す言葉として使われていて、女風業界のなかでは意味が統一されています。「どこまでを本番と呼ぶんだろう」と迷う必要はない、ということでもあります。
そして、禁じられているのはそこだけです。挿入をともなわない施術については、法律で決まっているものが何もなく、店と指名セラピストとお客様の相談で決まります。何を頼めるのかは女風はどこまでできるのかに具体を書きました。

決めているのは売春防止法という法律
根拠になっているのは売春防止法です。第3条に、こう書かれています。
売春防止法 第3条
何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。
短い条文です。目に留まるのは、主語が「何人も」であるところだと思います。
お客様も、この条文に入っている
「又はその相手方となつてはならない」の部分が、お客様を指しています。売る側だけを縛った条文ではありません。
お店の規約に「本番行為の要求を禁止します」と書かれているのを見て、店が独自に足した項目だと読む人がいます。そうではなく、条文が先に両方を書いています。店の規約は、それをなぞっているだけです。
ですから、女風で挿入を求めることは、求めたお客様にも関わる話になります。「頼むだけなら自由なのでは」という前提が、条文の時点で成り立ちません。
風営法とは別の法律です
この話に出てくる法律は、もうひとつあります。風営法です。二つは混ざりやすいのですが、決めている内容が違います。
| 法律 | 何を決めているか |
|---|---|
| 売春防止法 | 売春そのものと、その相手方になること |
| 風営法 | 営業の届出、営業できる時間、広告の出し方など |
営業の仕方を決めているのが風営法で、挿入をともなう行為を禁じているのは売春防止法です。別々の法律が、別々のことを決めています。
この二つが分かれていると知っておくと、店の説明も読みやすくなります。届出をきちんと出している店であることと、挿入をともなう行為をしないことは、それぞれ別の法律に対応した話だからです。営業まわりの確かめ方は女風のトラブルと安全対策に寄せています。
逆に言えば、届出について丁寧に書いてある店でも、それは営業の仕方の説明にとどまります。本番の話に関わるのは、売春防止法です。
禁じているのは「行為」で、業種ではない
売春防止法が対象にしているのは行為そのものです。禁じているのは「売春をすること」と「その相手方になること」の二つだけで、業種の名前はどこにも出てきません。
ですから「女風だから制限が多い」という読み方は、少しずれています。男性向けの店でも、条文の当てはまり方は同じです。業種で決まるのではなく、どんな行為かで決まります。
この順番が分かると、店の案内文も読み分けられます。どちらの法律の話をしているのかで、読み方が変わってくるからです。「うちは安心です」と書いてあっても、それは店の姿勢の話で、条文が変わるわけではありません。逆に、条文の説明を丁寧に載せている店なら、そこを理解したうえで営業していると考えてよいでしょう。店選びで見るところは女風のお店の選び方にまとめました。

求めることも、規約で禁止されています
ここはしっかりと明記しておきます。
当グループでは、お客様から本番行為を求めることを規約で禁じています。断られたかどうかに関わらず、求めた時点で規約違反です。繰り返された場合は、その日の施術を中止し、以後のご利用をお断りしています。
気持ちが動くこと自体は、問題にしていません。施術を受けているうちに気持ちが向かう日もあるでしょう。ただ、それを言葉や行動にすることは別で、そこは分けて扱っています。
3店舗での扱い
青山秘密基地・品川秘密基地・恵比寿秘密基地は、この点を同じ規約で揃えています。担当するセラピストの判断とは切り離してあります。
3店それぞれの規約は、運営店舗のページから開けます。
店を通さずに会おうと誘われたら
店を通さない約束も規約違反です。持ちかけてくるのは担当するセラピストなので、断ったうえで店へ知らせてください。本人は申告しないため、店が知る手立てはお客様からの連絡しかありません。
断り方と、伝えたあとどうなるかは女風に本番はありませんで扱っています。

禁じられているのは挿入だけ、という意味
ここまで禁止の話を続けたので、逆も書いておきます。
挿入をともなう行為を外せば、その他は自由です。マッサージや会話や添い寝はもちろん、性の悩みそのものを相談する形でも受けられます。
女風には、それを目的にして申し込む方がいます。経験がないまま年齢を重ねてきたこと、体の反応が自分でも分からないこと。こうしたご相談は、女風では珍しいものではありません。禁止されているのは挿入だけなので、あとは相談しながら決めていきます。
- 触れてほしくないところがある/申し込みのときにも、当日にも伝えられます
- 体の反応について相談したい/女風でよくあるご相談です
- 話す時間を長めにしたい/これも受けられます
言葉の指す幅が分かりにくいときは、「性感」は女風でどこまでを指すのかに整理があります。
予約のときに聞いてもいいのか
「こういうことを店に聞いたら、変な客だと思われないかな」。そう考えて聞かずにいる方もいるかもしれません。
聞いていただいて大丈夫です。どこまでできるのか、何が禁止されているのかは、申し込みの前に確かめておくとよいでしょう。当グループでは、メール・LINE・電話のどれでもお受けしています。
むしろ、当日になってから食い違いが出るほうが困ります。文字で残っていれば、あとからお互いに読み返せます。
何をどう書けばいいか迷うなら、女風の予約方法を、問い合わせから確定までに例文があります。
聞くならこのくらい
「施術でできることと、できないことを教えてください」
この一行で問題ありません。理由を添える必要はありません。
知っておくと、当日に迷わずに済む
法律の話を読んでおく実用的な利点があるとすれば、当日に驚かずに済むところだと思います。
断られたときに「自分だから断られたのか」と考えずに済みます。理由は条文にあって、担当の判断でも、こちらへの評価でもありません。
もうひとつ、担当するセラピストの事情もあります。求められて断るのは、担当する人が準備ができているかどうかです。先に知っている方が相手なら、断ること自体が起きません。
知らずに申し込んで、当日に初めて聞く。そこがいちばん気まずいところかもしれません。先に読んでおけば、当日は施術の話だけで済みます。
まとめ:どこに何が書かれているか
- 禁じられているのは挿入をともなう行為。業界でいう「本番」がこれにあたる
- 根拠は売春防止法。店が決めた方針ではない
- 条文の主語は「何人も」で、お客様も相手方として書かれている
- 風営法は営業の届出や時間を決めた別の法律。混ざりやすいので分けて読む
- 当グループでは、求めること自体を規約で禁じている。繰り返せば中止とお断り
- 店を通さない約束を持ちかけられたら、断ったうえで店へ知らせる
- 挿入以外に決められているものはない。残りは相談で決まる
決まりごとを他にも確かめたいときは、女風の決まりごとを集めた入口があります。




