ニュースで被害の記事を読んだ。女風で事件は本当に起きている? 報道と相談先
スマートフォンのニュースアプリに、女性用風俗でのトラブルを伝える見出しが出てきた。開いて読むと、利用した女性が受けた被害の話だった。
記事を閉じたあとも、その話が頭から離れない。「こんなことが本当にあるの?」「私が行こうとしている店でも起きるのかな」。女風の予約の画面を開く手が、そこで止まってしまった。
女風(女性用風俗)で被害を受けたという話は、実際に報じられています。起きないと言い切れるものではありません。だからこそ、何かあったときにすぐ連絡できる先を、使う前に知っておく意味があります。
報道の見出しに出てくる被害
ニュースの見出しや本人の告白には、たとえば次のような話が出てきます。
- 同意していない行為を続けられた/やめてほしいと伝えたのに止まらなかった
- 暴力を受けた/身体に危険の及ぶことをされた
- 本番(性交)を求められた/女風では禁止されている行為を持ちかけられた
- 高額のお金を求められた/ランキングを理由に、大きな金額の振り込みを頼まれた
どれも、報じられた個別の出来事です。どのくらいの件数があるのか、どんな店で起きやすいのかまでは、報道からは読み取れません。
この中には、店のルールで禁止されていることも入っています。本番(性交)は法律で禁じられていて、お客様から求めることも許されていません。店を通さずに会うことも、裏引きと呼ばれる規約違反です。禁止されている内容は本番と裏引きの決まりにまとめています。

読んで怖くなったとき
被害の記事を読んだあとの受け止め方は、人によって違います。「やっぱりやめておこう」と思う人もいれば、「それでも行ってみたいけれど、怖さが消えない」という人もいます。どちらの気持ちも、おかしなものではありません。行かないと決めるのも、ひとつの答えです。
迷っているなら、何が怖いのかを言葉にしてみると、次に確かめることがはっきりしてきます。
- 「相手がどんな人か、会うまで分からないのが怖い」
- 「嫌なことをされたとき、言い出せる気がしない」
- 「何かあっても、誰に言えばいいのか分からない」
一つ目については、運営している会社や問い合わせ先、料金やキャンセルの決まりが公式サイトに出ているかを、予約の前に見ておくことができます。どこを見ればいいかは申し込む前の店の確かめ方に具体例があります。店に所属しない個人のセラピストに頼む場合は、困ったときに間に入る窓口そのものがありません。
二つ目と三つ目は、その場でできることと、相談先を先に知っておくことで、少し備えられます。怖さが強いうちは、調べるのを一度やめて、日を置いてから考えるのもひとつです。

その場で「おかしい」と思ったら
当日、嫌なことをされた。止めてほしいと言ったのに止まらない。身体に危険を感じた。
まず「やめてください」と伝える
嫌だと感じたら、その場で「やめてください」と伝えることができます。「ちょっと止めてもらえますか」「今日はここまでにしたいです」でも意味は同じです。理由の説明はいりません。言葉が出てこないときは、体を離す、起き上がるといった動きで示す方法もあります。
なるべくその場で、店へ連絡する
そのうえで、なるべくその場で、すぐに店へ連絡してください。施術の途中でも連絡していただけます。
すぐの連絡をお願いしているのには理由があります。時間が経ってから記憶だけで伝えると、店が確かめられることがかなり少なくなってしまうからです。その日のうちに、できれば部屋にいる間に知らせてもらえれば、店も何が起きたのかをつかみやすくなります。
部屋の中から店へ送るなら
「今、担当の方にやめてほしいことを続けられています。すぐ連絡がほしいです」
「さきほど終わった予約で、怖いことがありました。電話で話せますか」
文章は整っていなくて大丈夫です。いつの予約か、何が起きたかが一言でも書いてあれば十分です。女風の店のうち当グループの3店は、昼夜を問わず営業していて、メール・LINE・電話のどの手段でも連絡を受けています。急ぎのときは、電話がいちばんつながりやすい手段です。
身の危険を感じたら、110番
暴力を受けている、部屋から出られないなど、身の危険を感じているときは、店より先に110番へ電話してください。
警察や公的な窓口にも相談できる
店に知らせるのとは別に、警察や公的な窓口に相談することもできます。どこに相談するかは、起きたことと、自分がどうしたいかで選ぶことができます。
| 相談先 | 番号 | こんなとき |
|---|---|---|
| 警察(緊急) | 110 | いま身の危険がある、暴力を受けている |
| 警察相談専用電話 | #9110 | 緊急ではないが、警察に相談したい |
| 性犯罪被害相談電話 | #8103 | 性的な被害について、警察に相談したい |
| 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター | #8891 | 警察に行くか決めていない段階で、まず話を聞いてほしい |
各窓口の番号や受付時間は、変わる場合があります。かける前に、それぞれの公式サイトでも確かめてください。
警察に行くかどうか決められないとき
被害を届け出るかどうかは、あとで決めることもできます。決めきれないうちは、ワンストップ支援センター(#8891)のように、まず話を聞いてもらうための窓口もあります。
届け出るかもしれないと考えているなら、何を残しておけばいいかも、こうした窓口で聞くことができます。一人で電話するのが心細ければ、信頼できる人にそばにいてもらって相談する人もいます。
「大ごとにしたくない」「自分にも悪いところがあった気がする」。そう思って、誰にも言えずにいる人もいます。被害を受けたことと、自分の落ち度は別の話です。
体のことが心配なとき
痛みや傷が残っている、感染が心配だというときは、医療機関の受診も考えてみてください。どの科にかかるか、いつ受診するかの目安は女風のあとの受診の目安で扱っています。

その場では言えなかったとき
その場では言えなかった。帰ってから思い返して、あれは嫌だったと気づいた。そういうこともあると思います。気づいた時点で、店へ知らせてください。言えなかった自分を責める必要はありません。
時間が空くほど、店が確かめられることは減っていきます。連絡する前に、思い出せることを日付と一緒にメモしておくと伝えやすくなるでしょう。
- いつの予約だったか、担当は誰だったか
- 何をされて、そのとき自分は何と伝えたか
- そのあと、相手や自分がどうしたか
- メッセージなど、残っているやりとりがあるか
覚えている分だけで連絡していただければ十分です。約束と違うことをされたときの記録の書き残し方も、そのまま使えます。
まとめ:女風の被害の報道を読んで怖くなったら
女風での被害は実際に報じられていて、起きないとは言い切れません。ただ、報道から分かるのは個別の出来事で、件数や起きやすい店までは分かりません。
当日おかしいと思ったら、まず「やめてください」と伝え、なるべくその場で店へ連絡を。身の危険があるときは110番です。店とは別に、#9110・#8103・#8891にも相談できます。その場で言えなかったことも、気づいた時点で知らせてください。
怖さが消えないうちは、無理に進めず、日を置いて考えてもいいと思います。女風の決まりや仕組みを最初から確かめたいときは、女風の仕組みと決まりを順に読める案内があります。3店の連絡先は運営店舗のページに載せています。


