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相手にとって女風は仕事である恋愛感情との線をどこに引くか

窓辺に置かれた冷めたカップ(線をどこに引くか)

「相手にとっては仕事だから」

そう言い聞かせて、その日のことを終わりにしようとする。それでも、次の予約を数えている自分がいる。「私にはこういうこと言ってくれないな」と、あとから思い返している。

言い聞かせるほど、うまくいかない気がする。この言葉は、便利なぶん雑にもなります。何を線として置けるのか、置けないのかを分けて書きます。サービスそのものの話は女風の全体を書いたページにあります。

「仕事だから」で片づけると、二つのことが混ざります

この一言には、二つの意味が入り込んでいます。

ひとつは、相手の行動に本心を読み込みすぎないこと。これは役に立ちます。もうひとつは、自分の気持ちを無かったことにすること。こちらは、苦しくなるだけです。

気持ちが動いたこと自体は、消せません。消そうとすると、動いた自分を責める方向へ向かいます。「お客なのにこんなことを思うなんて」という言い方は、そこから出てきます。

言い聞かせる代わりにできること

思ったことを打ち消さずに、そのまま留めておく。決めるのは、何をするかだけにしておく。この順番なら、自分を責めずに済むのではないでしょうか。

気持ちを持ったまま通っても構いません。同じ相手を続けて呼ぶことに、3店では回数の制限を設けていません。

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仕事として決まっているのは、どこまでか

担当する相手から見て、何が仕事の範囲なのか。ここは店が決めています。

担当がお受けしているのは、予約していただいた時間のなかで、うかがった希望に沿って過ごすところまでです。予約の外で個人的に会うことは、3店では規約に反する扱いになります。

これは気持ちを禁じるために置いた決まりではないのです。予約の外へ出ると、何をして何をしないかを取り決めた相手も、困ったときに間へ入る相手もいなくなります。守ってもらえる範囲から出てしまいます。

お礼や差し入れはどうなるのか

贈り物については、店として扱いを決めていません。担当とお客様のあいだのやりとりという位置づけで、受け取る場合も、受け取らない場合もあります。

店から担当へ指示を出すこともありませんし、お客様から店へ「渡したい」とお願いいただく筋のものでもありません。これは規約違反の話とは別なので、混ぜずに考えるとよいでしょう。

感謝を伝えるのは、線を越えることではありません

気持ちを抑えようとするあまり、良かったことまで言えなくなる方がいます。

楽しかった、落ち着いた、また来たい。こうした言葉は、そのまま口に出して構いません。次にどう過ごしたいかを決めるときにも役立ちます。

「こう言うと重いと思われるだろうか」。そう考えて手が止まる方もいると思います。ただ、良かった点を伝えることと、予約の外へ出ようとすることは、まったく別のことです。

閉じたままの引き出し

相手の気持ちは、店では分かりません

「本当はどう思っているのか」「ほかのお客さんにも同じことを言うんだろうな」。ここに答えを出せる立場を、店は持ち合わせていない。

担当が誰をどう思っているかを、店が聞き取っているわけではないためです。ほかにどんな方が指名しているかも、お客様の情報にあたるので伏せています。

答えを持っていないので、こちらで作るわけにもいきません。

言葉の選び方、返信の速さ、書かれた一文。手がかりを探しはじめると、いくらでも見つかります。ただ、そこから何かを確定させるのは難しい。

読み取れるのは、時間のなかで実際にあったことまでです。希望をどう扱ったか、話をどう聞いたか。ここは確かに起きたことなので、後から思い返しても揺れません。

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線が引けるのは、気持ちではなく行動です

思うこと自体を止めることはできません。決められるのは、何をするかだけです。

予約の外で会おうとしない。相手の私生活を調べない。この2つを決めておけば、気持ちがどれだけ動いても、関係そのものは崩れません。

逆に、ここを越えると戻れなくなります。担当側も規約に反することになるので、続けられなくなります。結果として、会える場所そのものが無くなります。

逆に、担当のほうから店を通さずに会おうと持ちかけてくる場合もあります。業界では裏引きと呼ばれています。

この場合、約束を破っているのは相手です。お断りいただいたうえで、店へ一報をいただけると助かります。断りにくければ、その場で答えを出さずに持ち帰って構いません。

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夜明け前の窓と、白みはじめた空

それでも苦しい日が続くとき

店の決まりごとを知っても、気持ちはそのまま残ることもあるでしょう。

間隔を空けてみる。しばらく行かない。別の担当に会ってみる。今のまま続ける。どれを選んでも構いませんし、選ばないままでも構いません。

3店から「そろそろいかがですか」とお声がけすることもない。回数や間隔について決まりを置いていないので、こちらから促す理由もないためです。通う頻度が気になり出したときは、通い続けることを扱った記事にも書いています。

周りに話せないことが重なる

この手の気持ちは、話せる相手が見つかりにくいものです。友人に言えば女風そのものの説明から始まりますし、家族には言いにくい。担当本人が当事者なので、本人にも言えない。

行き場のないまま、頭の中だけで何度も同じことを考える。そうなると、実際にあったこととは違うところまで話が広がってしまいます。

3店の窓口は、利用の前でも後でも使えます。苦情として書いていただかなくても構いません。「この前のことで気になっている点があります」。この程度で受け取ります。

額を外したあとの、壁に残った跡

担当がいなくなることもあります

気持ちが向いている相手が、ある日いなくなる。それも起こります。退店を前もって知らせるかどうかは本人によりますし、店の決まりにはしていません。

予約が入っている状態で退店になった場合は、まず店までご連絡ください。その日を残して担当を替えるのか、いったん取り消すのかは、そこからご相談になります。

辞めた理由や連絡先については、店からお出しできません。そのあとをどう過ごすかは、担当が辞めたときの記事で扱いました。

3店で決まっていること

青山・品川・恵比寿にある秘密基地では、お会いできるのは予約の時間の中だけとしています。店を通さない個人的なやりとりは規約違反です。同じ担当を続けて呼ぶことにも、間隔にも、決まりを設けていません。ほかのお客様に関することは伏せています。窓口はメール・LINE・電話で、利用の前でも後でもお使いいただけます。

通うのをやめる、という選び方もあります

考えた結果、女風から離れるという答えに行き着く場合もあります。

特定の相手に会うために使っていたなら、通う理由はその人でした。ほかに理由が無ければ、続ける必然性も無くなります。やめると決めることも、続けると決めることと同じだけの重みを持ちます。

しばらく空けてから戻ってくる方もいます。3店では、間を空けたからといって扱いが変わったりしません。

まとめ:気持ちは残しておいて構いません

相手にとって女風が仕事であることと、こちらの気持ちが動くことは、同時に起こります。動いたこと自体を、悪いものとして扱う必要はないと思います。

はっきりしているのは、店の決まりごとです。お会いできるのは予約の中だけで、店を通さないやりとりは規約違反にあたります。ほかのお客様のことも、担当が何を思っているかも、店からはお伝えできません。

線が引けるのは気持ちではなく行動です。そこさえ決めておけば、あとは間隔を空けるのも、今のまま続けるのも選べます。決めきれない日があっても、それはそれで構いません。